「しらせ」1作目模型の【2009「しらせ」初南極行バージョン】リニューアル作業が完了しました。


上の実艦画像は、平成21年(2009年)11月10日、就役後初の第51次南極観測支援のため東京晴海ふ頭を出航する姿です。今回のリニュアルではこの時期の状態を基準にしました。

この1作目模型は、第55次(2013年)から第61次(2019年)南極観測支援の「しらせ」行動において、艦とともに南極までを7往復した模型なので、出来るだけ手を加えたくなかったのですが、経年劣化による補修が必要であったり、製作当時、時間がなかったため省略せざるを得なかったパーツがあり、今回リニューアル作業を実施しました。ちなみに現在も2作目の「しらせ」模型を艦内の士官室サロンスペース(応接室)に設置していただいています。

搭載ヘリコプターは2機とも尾部を展張した状態で格納庫内に駐機している状態です。

ヘリコプター甲板のマーキングは、第51次南極観測支援時の1回のみとなった旧マーキングに修正しました。

艦橋上露天甲板周りのパーツも補修、追加を行いました。マストの上部見張所下方から甲板へ四方に向けて張られている線の途中に碍子(がいし)を付けてみました。衛星通信アンテナのレドームは若干黄ばんでいたので、作り置きのレジンパーツと交換して真っ白になりました。

マストには風向計などのパーツを追加しました。

第51次南極観測支援まで艦橋ブロック前の右舷ブルワーク上に設置されていた氷厚測定装置のポールを追加しました。意外に注意していなかった装備で、所蔵する画像でも写っているものはわずかでした。



意外と気付いていなかったことと言えば、減揺タンク上の手すりで、第51次南極観測支援当時は後端いっぱいまでは付いていなかったようです。第52次南極観測支援出航時の画像を確認すると、減揺タンク後端からコンテナラックフレームの突端まで手すりが追加されていました。

第51次南極観測支援時の積載コンテナのカラーはすべてグリーン系でした。翌年はブルー系で統一されていましたが、3年目以降は混在するようになりました。


模型台座とケースは当初のままです。
「しらせ」(2代)を長年に渡って製作して来ましたが、次は砕氷艦「ふじ」(1/200スケール)を製作しようと作業に着手しました。「ふじ」の正確な図面はある程度所有していますが、細部の撮影画像は近年名古屋の展示状態のものがほとんどなので、そこが心配の種です。希望としては約50年前、地元に寄港したときの状態を製作したいと考えています。


木型の後方の模型は、約40年前に製作を中断してしまった「ふじ」です。

